CO2レーザー ( 炭酸ガスレーザー )とは、10,500nmのレーザー照射により、皮膚を蒸散し、ほくろやいぼ( 顔、首、体 )を取り除きます。
レーザー照射の際は、多少痛みを伴います。ご希望の方は、麻酔のテープをはったり、局所麻酔の注射を行った上で照射します。
レーザー照射の後は、抗生剤入りの軟膏をぬって、ガーゼ保護を約1週間行うと、自然に皮膚がはります。
レーザー照射は一種のやけどですから、レーザー後、やけど後のような赤みと茶褐色斑( これをレーザー後色素沈着と言います。)が生じますが、2~3ヶ月すれば薄くなります。
日焼け止めをぬって、紫外線から皮膚をまもり、美白剤( ハイドロキノンクリーム )をぬると、より早く色素沈着の改善につながります。
皮膚に刺激を感じない程度の微弱な電流を流して水溶性のイオン化された有効成分を皮膚の深部に浸透させる方法です。
皮膚は外部から化学物質や細菌、ウイルスが容易に入らないようにバリア機能が働いていますから、外用のみでは容易に物質は皮膚の奥にまで入り込まないようになっています。
このイオン導入は、電流を流すことで、有効成分をより多く、深部に浸透させることが出来ます。皮膚が乾燥していたり、湿疹を起こしている場合にイオン導入すると、紅斑やかゆみが生じることがありますので、施術前にお肌の状態をチェックした上で行います。
当院では、予約の上でビタミンCやアミノ酸のイオン導入を行います。
薬剤を選んでいただき、イオン導入単独もしくはレーザー照射との併用で効果を高めます。
皮膚本来に潤いのもととして、角質には天然保湿因子 ( NMF ) があります。
その50%以上がアミノ酸です。弾力のもとであるコラーゲンも、アミノ酸によって構成されています。
しかし、アミノ酸は老化に伴い減少するため、皮膚は乾燥し、たるみが生じてきます。イオン導入によってアミノ酸を補い、保湿力と弾力を高めます。
当院で行うアミノ酸導入には、特に保湿力の高い『プロリン』『PCA』や体内で構築できない必須アミノ酸『リジン』『トレイニン』をはじめ、10種類ものアミノ酸を15%、水溶性ビタミンC誘導体を9%配合した導入液を使用します。
フルーツ等に含まれる酸を皮膚に塗ると、表面の角質細胞がゆるみ、はがれやすくなります。
角質細胞がはがれることによって、皮膚のターンオーバーが促進し、毛穴のつまりが改善され、にきびの予防になります。また、メラニンの排出を促進してくれますので、ニキビ痕の色素沈着やしみ、くすみを薄くします。きめも整い、皮脂の分泌もおさえる効果があります。その他、コラーゲンの産生も促しますので、小じわの改善もしてくれます。ただ、酸性のものを塗ると、刺激感、紅斑、かゆみを生じることがありますので、状態を見ながら行いますが、時には翌日に紅斑、かゆみ、かさぶたが生じることもあります。異常を感じた時は受診して頂き、治療を行います。
ピーリングの間隔は2~4週間ごとに行います。
ピーリング後はしばらくの間、乾燥しやすいので、保湿に努めて下さい。
また、ピーリングの治療中は日焼け止めを塗るのが必須です。外出時は必ず日焼け止めを塗って下さい。ピーリング直前、直後は強い刺激が加わるような行為 ( 顔そり、パック、スクラブ洗顔、強いマッサージ ) は避けて下さい。
位置決めをし、ピアッシングします。ファーストピアスは当院で選んでいただけます。
開けてから、皮膚で覆われて穴が出来るまでには約1ヶ月から2ヶ月かかります。穴が出来るまで、また、出来てからも、ピアスの穴周辺が赤くはれたり、じゅくじゅくしたり、痛みやかゆみを生じることがあります。そういった場合は、感染をおこしているか、かぶれが生じています。受診の上でそれぞれに応じた治療を行います。
高校生以下の方は保護者同伴もしくは保護者の同意書を書いていただいてから行います。
ビタミンA誘導体であるトレチノインは角質剥離作用をもち、皮膚のターンオーバーを促進します。
それとともに、メラニンの排出を促し、しみを薄くする効果があります。また、表皮が厚くなり、真皮のコラーゲンの増生にもつながりますので、肌のつや、はりが増し、しわを改善してくれます。
また、角質剥離作用により、つまった毛穴も改善され、毛穴を目立ちにくくします。
このトレチノインはFDA(米国食品医薬品局)では、認可もされ、効果や安全性も確立されていますが、本邦ではまだ認可されていませんので、患者さまの状態を確認した上で、処方します。
トレチノインと美白剤であるハイドロキノンの併用でしみを薄くする方法をとったり、アンチエイジング目的でトレチノイン単独使用もします。注意点は、どちらも紅斑、かゆみが生じることがあります。使用中は保湿につとめていただけば、継続可能な場合がありますが、改善しない場合は、受診して頂き治療を行います。
使用にあたっては、診察の上、肌の状態をチェックしながら使っていただきます。